・PRGF-Endoret®は、スペインBTI Biotechnology Institute社が独自に開発した、自己由来たんぱく質を活用して組織再生を促進すること目的とした生物医学的なテクノロジーです。
・世界では歯科口腔外科、整形外科、スポーツ医療、眼科、潰瘍治療など多くの分野で活用されています。日本国内では、歯科口腔外科においては主に骨再生を目的とした治療に応用され、確実な治療結果が多くの歯科医から支持されています。
・PRGF治療を行っている歯科医院はこちら
PRGF-Endoret®は抗凝固剤を使用することにより、採取した血液が増殖因子を放出し始めるのを防ぎ、臨床応用する直前の最適なタイミングでアクチベートさせることによって活性化をスタートさせます。このように活性化をコントロールし、もっとも有効に増殖因子を活用するのが PRGF-Endoret®です。
PRGF-Endoret®では術者のタイミングでアクチベーターを加えることにより、患部の中で素早くクロット化すると考えられています。それにより術者の意図する場所に留まり、その場で成長因子をゆっくりと放出し続けます。
白血球は炎症に直接関与するたんぱく質を放出したり、血小板の凝集や脱顆粒に必要な相互作用を抑制する働きもあるためPRGF-Endoret®では濃縮血小板血漿に白血球はいらないと考えています。
PRGF-Endoret®は白血球をほとんど含まない多血小板血漿です。*
2015 Mar 30;10(3):e0121713
PRGF-Endoret®はリキッド(液体)としてだけではなく、クロットにしたり、バイオマテリアルと混合凝固して使用することが可能です。また一度の遠心分離で同時に獲得できるフィブリンは、フィブリンメンブレンとして活用することができます。
そのため、PRGF-Endoret®の応用範囲は多岐に渡り、様々な部位の様々な種類の治療に活用が可能です。
以下のような低侵襲治療に用いられます:
・軽度または中等度の変形性関節症
・筋病理
・腱障害
・靭帯病理
また、他の製剤と組み合わせて手術に使用することもできます。
整形外科とスポーツ医学の治療に使用できます:
・腱断裂
・ACL再建
・骨折
・軟骨損傷
PRGFと生体材料から作られる複合移植片は、骨接合を促す必要がある外科治療で使用されます:
・血漿と生体材料(自家骨、脱灰骨基質、自家軟骨など)を混合することで、骨や軟骨欠損の再建のために、運搬や取り扱いが容易な骨形成移植片を得ることができます。
・PRGF移植片は、異種移植片の “キャリアー ”として使用することもでき、移植片の挿入を容易にし、欠損部周辺での拡散を避けることができます。
自己フィブリン膜は弾力性と可塑性があります。耐性があり、縫合可能で、取り扱いが容易で、完全に再吸収可能です。手術創の閉鎖、移植片や血栓の封じ込め、癒着の防止に使用されます。
第1回PRGFセミナー(整形外科領域)
変形性膝関節症に対するPRGF関節内注射治療の有効性
-日本におけるdouble-blind RCTの結果から-
日時:2024年12月1日(日)
時間:9:30~11:30
場所:エッサム神田ホール1号館901
講師:吉岡友和先生(キッコーマン総合病院 スポーツ整形外科部長)
お申込み:
Peatixからのお申込みはこちら
Peatixを利用しない方はこちら
第2回PRGFセミナー(整形外科領域)
日時:2025年2月16日(日)
時間:未定
場所:大阪市内/Web(Zoom)
講師:傍島聰先生(医療法人再生会そばじまクリニック 院長)
第98回日本整形外科学会学術総会
会期:2025年5月22日(木)~5月25日(日)
会場:東京国際フォーラム・JP タワー ホール&カンファレンス